コンサルティング/特定健康診査・特定保健指導実施計画

特定健康診査・特定保健指導実施計画の主な作業工程

平成18年度の健康保険法改正により、医療保険者の業務の一部が義務化されました。
生活習慣病対策として、40歳以上の被保険者・扶養者に対し、特定健康診査(特定健診)・特定保健指導を義務づけ、メタボリックシンドローム予備軍に対しては「動機づけ支援」を、該当者に対しては「積極的支援」を行わなければなりません。
このように、糖尿病等生活習慣病の発祥や重症化を抑制し、中長期的な医療費の伸びの適正化を図ることが求められています。
このため医療保険者は平成19年度において、平成20年から平成24年にわたる「特定健康診査等実施計画」を策定する必要があります。

各保険者の主な作業工程(案) 平成18年12月現在

 平成18年度 健診の現状把握(被扶養者も含む加入者について)
平成18年度中
40歳以上74歳以下の加入者の年齢構成の把握(市町村国保においては75歳以上も)
  • 5歳刻み、男女別
  • 被用者保険にあっては、被保険者本人と被扶養者の数を分けて把握しておく
加入者の居住地の把握
@集合的な契約形態による健診を基本として提供する場合
  • 原則として、市町村ごとに居住する加入者を把握しておく。ただし、被扶養者については不要(注1)
A被扶養者について個別契約形態による健診も提供する場合
  • 原則として、市町村ごとに居住する加入者数を把握しておく
  • 被扶養者についても個別の健診委託契約の締結に必要な範囲で把握する
※市町村国保の場合は、住基による把握が行われているので、ことさらの作業は不要
健診の過去の受診状況の把握(ただし、可能な範囲で)
  • 受診率(受診者数/受診対象者数)
  • 実施方法
  • 受診場所、等
※目標とする受診率の起点を定めるために、現状の受診者数等がわかった方が望ましいが、現状がわからなくても目標設定は可能なので、把握が難しい場合は不明でも可
今後の受診場所の希望の把握
  • 基本的に不要だが、被用者保険において、集合的な契約形態を活用せずに個別契約形態や直営形態のみで被扶養者への健診を提供する場合で、被扶養者の希望する受診場所とのズレはない、という確信がもてない時は、アンケート等により被扶養者の希望を把握する。
保険者事務局職員や保健師・管理栄養士に対する研修や説明会の実施
平成18年度〜平成19年度
  • 保険者事務局の職員については、保険者協議会等の場を活用して行われる国や都道府県による保険者業務に関する説明会への参加を図る
  • 更に、そのうち保健師・管理栄養士については、保険者団体等による健診・保健指導プログラムに関する研修への参加を図る。(なお、平成19年度においては、各都道府県の保険者協議会においても、保健指導プログラムにすいての研修が実施される予定。)

(注1:被扶養者の住所は、平成18年度の作業としては不要であるが、特定健診の案内や受診券の送付の際に用いることを予定している保険者においては、極力把握するように努める必要がある。)


 平成19年度 事業実施方法の検討、年間実施スケジュール案の作成
4月頃〜6月頃
  • 加入者への特定健診の案内方法、特定保健指導対象者への案内方法等
  • 加入者に対する特定健診・特定保健指導を自ら直接提供するか、外部の健診・保健指導事業者への委託により提供するか、更には被扶養者に関しては他の保険者への委託により確保するのかの検討
  • 被保険者本人について、どのような実施方法とするか事業主と協議
    @事業主健診に委ねてデータのみ受取る
    A事業主から特定健診実施の委託を受けて保険者事業として実施
  • 特定健診非受診者・特定保健指導非受診者への勧奨方法
  • 自ら外部の健診、保健指導機関への委託により特定健診等を行おうとする場合には、健診機関、保健指導機関に関する情報の収集。
  • 事務のフローチャート、年間実施スケジュール案を作る
個人情報保護対策
4月頃〜10月頃
  • 各保険者の役員・職員等に対する守秘義務やセキュリティポリシーの策定等の周知
  • 個人情報保護法に基づくガイドライン等に関する役員・職員の義務について周知
  • 事業者への健診データの流出防止措置(特定健診等データへの企業の人事担当者のアクセス・閲覧制限、人事担当者と特定健診等実施担当者の併任禁止、従業員への周知等)の実施
特定健康診査等実施計画の策定(5ヵ年)
平成19年度中


 平成20年度 健診・保健指導機関との外部委託契約や他の保険者委託契約の締結
※4月
特定健診結果等データの電子的管理
※原則として、4月から
特定健診・特定保健指導の実施
特定健診等の結果の通知と保存
特定健診等の結果の報告
特定健診等の評価・分析

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